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楽をしてやる勉強法 パート1

はじめに

Woman hand is writing on a notebook with a pen in office.

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

勉強は、「きついもの、時間をかけてやるもの」と思っていませんか?

違います。「勉強は楽をしてやるもの、時間は短く効率よくやるもの」です。

実は、勉強は仕組みさえ作ってしまえば、楽をしてできるものなのです。

勉強に努力なんていらない。

そのテクニックを紹介していきたいと思います。

 

 

 

 

  まず、勉強をするうえで、最も使える心理効果が2つあります。

それが「       ツァイガルニク効果」と「アフォーダンス」です。

ツァイガルニク効果」

→途中の状態のものが気になってしまう。

例)ドラマがいいところで終わると次の話も見てしまう。

 

(ちなみに、この効果の応用で、「達成したものは気にならなくなる」という法則もよく使います。)

 

アフォーダンス

→なんとなく、とるべき行動がわかってしまう状態にしておくと、行動が起こしやすくなる。

例)お菓子パーティーで、袋に入っているお菓子より、袋が開いてあるお菓子のほうから食べる。

 

基本的に、この二つを駆使すると勉強の取り掛かりが非常に楽になります。それらを駆使した勉強法はパート2以降でも紹介するので、この二つの効果を頭に入れておいてください。

(ちなみに、この文章でもツァイガルニク効果を利用していることにお気づきだろうか?)

 

 

今回は勉強に取り掛かる前に、やることを伝えます。

それがやるべきこと(TO DO)リストの作成です。

 勉強を始めるときに「今日、何の勉強をしようかな?」と考える人はいないでしょうか?

 そう思っている時点で「その日の勉強は負け」です。

 その理由は、アフォーダンスの考えにあります。

 アフォーダンスを利用するならば、勉強机には勉強道具が置いてあり、すぐに取り掛かれる状態にすべきなのです。(それについても、パート2以降で記述しますので、お楽しみに!)そのためには、勉強のやるべきことを事前に決めておく必要があるのです。

(ちなみに、TO DOリストは、多くの著書で紹介されており、企業でも取り入れられている、非常に優秀なものです。)

 

 

TODOリストの使い方

    目的を決めよう

皆さんは、ハワイに行こうと思った時、どうしますか?

 

 まさか、何も持たずに走り出す人はいませんよね?

 

 しかも、方向もわからずに走り出すのはもっと論外ですよね?

 

 ちなみにハワイには、飛行機で行くのがベストだと思いますが、走っている人と飛行機に乗っている人では、明らかに走っている人のほうが努力しています。しかし、どちらが早くハワイにつくかは一目瞭然です。

 

「行き方を調べて、どの行き方がいいのか比較検討して、一番良い方法でいく。」

それが、最も早く目的地にたどり着く方法です。

勉強においてもおなじことがいえます。「よし勉強しよう」と思っているあなたは、まさに方向もわからずに走り出している人です。しっかり勉強法を知ったうえで、勉強を行うことで、走ってハワイに向かっている人を飛行機で楽々追い抜いてしまいましょう!

 

ハワイの行き方を例に挙げましたが、ここでいう目標は「ハワイにいくこと」です。

では、目的は何でしょうか?

 

 目的は、「実現したいこと」であり、目標は、「目的を達成するための手段です。」

人は、目的がないと動きません。

ハワイがなにもないところだったら行こうって思いませんよね?

 

 例えば、ハワイにいく目的は「海がきれいで楽しみたいから」「あたたかくて、快適だから」「自然がきれいで落ち着くから」などが挙げられます。

勉強も同じく、目的がなければしません。ですから、勉強を始める前にはまず、目的を立てましょう。

 

★目的の決め方

人は、「お金」「異性」「名誉」に忠実に動きます。自分の本心、欲求に向き合った目的を作っていきましょう。

 

 まず、自分が幸せなとき、楽しいときを想像してください。そして、それが「なぜ」そうなのかを深めていってください。何回か「なぜ」をつけて、深めた先にあるものが自分の本心で、目的にすべきものです。

 

例)部活で活躍したとき人に褒められるから認められたいから

         (なぜ)       (なぜ)    

目的→認められるため!!

 

 ちなみにここでは、勉強を意識せず、自由に目的を決めることが大切です

勉強をするために目的を立てるのではなく、目的を達成するために勉強してください!

目的の例をいくつか紹介しておきます。

 

例)(幸せになるため、認められるため、楽をして生きるため、達成感を味わうため、

人に頼られるため)

 

 皆さんも自分なりの目的を立ててみましょう。

 

    目標を立てる

先ほど、ハワイに行く話を例に出しましたが、そこでいう目標はハワイに行くことです。目的を満たすための目標を考えていきましょう。

目標は1年→1か月→1週間→1日で立てることが良いと言われます。駅伝で有名な青山学院大学もこの考えを採用しているようです。目的を達成するための目標ということを忘れずに、目標を立てましょう。

 

    やるべきことを決める

ここからがTO DOリストの本領発揮です。まずやるべきことを書き出してしまうということが最も大切となります。前にも述べたとおり、その日に何の勉強をするかと考えた時点で負けです。やるべきことが決まっていて、すぐにできる状態(アフォーダンス)をつくるためもやるべきことを書き出すことは非常に有効なのです。また、やるべきことを書き出すことは、集中力を高める面でも有効です。雑念を書き出すことで排除できるからです。これは、ツァイガルニク効果を応用した技術ですが、詳しくは、パート2以降で述べたいと思います。

 やるべきことは1か月→1週間→1日で立てていきましょう。

 

    達成感を味わう

「やる気を持続させるもの」。それは達成感です。達成したらチェックを入れていって達成感を味わってください。(達成感を味わうためにも、TO DOリストは細かく、たくさん書いて、チェックがつけやすくする必要があります。)また、ツァイガルニク効果の応用で、集中力を高めることにつながります。

 ちなみに、TO DOリストに書いたことすべてを達成する必要はありません。プランを作るときは余裕を持つことが、やる気を持続させるポイントの1つです。

作ったプランの6~8割達成できれば十分です。

 

 

では、実際にTO DOリストを作っていきましょう!

 

 

(1)   目的を書く。

これは、先ほど述べたとおり、自分の欲求に忠実なものを書きましょう。

 

(2)   目標を書く。

次回のテストで何点取りたいかなどの目標を書いてください。目的があってこその目標であることは忘れずに!

 

(3)   今月すべきことを書く

よくある勘違いが、「国語をよくする」「数学の点数を伸ばす」などの抽象的なものを書いてしまうことです。それは、目標です。ここでは、あくまで、目的や目標を達成するためにやるべきことを具体的に書きましょう。具体的に書くコツは数字を使うことです。何ページやるのか、何回やるのかなど、教材名も含めて書いてください。

 

(4)   今週すべきことを書く

 今月すべきことを踏まえて今週すべきことを書いていきましょう。配分は自由に決めちゃってください!ただここでも、具体的に何をするかをしっかりと書いてくださいね!

 

(5)   1日ごとにすべきことを書く

 先ほども述べましたが、余裕のあるプランが大切です。そのために、1日は予備日を儲けましょう。

 

 その日にはあまり予定を入れず、1週間でできなかった分をやる時間に当てましょう。(ちなみにこの考えはノートの取り方にも応用できます。空白が多いノートが優秀とされるのは後から書き込みできるためです。)

 

 また、繰り返しになりますが、6割~8割できれば十分です。継続して勉強するためにも、完璧を目指しすぎないようにしましょう!

 

 達成したらチェックをつける必要がありますので、やるべきことは細分化して、チェックしやすい状況を作りましょう。

(1日3分でできるものを入れておくのもおすすめ。(例)英単語帳など)

 

 

(6)達成したらチェックをつける

 できたらチェックを入れて達成感を味わいましょう!ちなみに、ここでもツァイガルニク効果が使われており、達成したものを消去することで、やるべきことがより明確になります。できたらチェックをつける習慣をつけていきましょう。

 

 TO DOリストは、寝る前に、チェックをつけて、次の日にやるべきことを確認することがおすすめです。次の日やるべきことを確認したら、いつでも使える状態に準備して寝ることが大切です。

 

 

 

 先ほども述べましたが、完璧にすべてやりきる必要はなく、6~8割できれば十分です。また、ほかの日に予定を回しても大丈夫です。

 

余談ですが、TO DOリストには、勉強以外の予定も書いてOKです。むしろ、書いたほうが有効の場合もあります。それは、休息や、具体的な勉強法の話にもつながりますので、パート2以降で紹介していきます。

 

次の章ではアフォーダンスを有効活用して、勉強の取り掛かりを最速化する方法を伝えていきたいと思いますのでお楽しみに!

 

★おすすめの本

 

ずるい勉強法―――エリートを出し抜くたった1つの方法

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